住宅ローンの話
住宅ローンの借換を考える方へ 借換えの注意点とは。
2023.02.13
長期金利の上昇に伴い、住宅ローンの長期固定金利も上昇し始めています。
4月に日銀総裁が交代を控え、今後の金融政策はどうなるのか、など、今後の見通しはまだまだ不透明です。今のところ、変動金利や短期間の固定金利は低い水準をキープしていますが、今後は上昇する可能性もあります。
しかしながら、すでに借入している住宅ローンの固定期間終了を控えている方の中には、このまま同じ金融機関で借入を続けるのか、借換えをした方が良いのか、悩んでいる方も少なくないでしょう。
まず、今の金融機関で借入を続けた場合に、固定期間終了後の金利がどの程度上がるのか、また変わらないのか、を確認するところから始めましょう。もし金利が上昇する場合には、借換えを検討する良いタイミングだと言えると思います。
借換えをする場合、住宅ローン残高、残年数が多いほど、メリットは多くなりますが、現在の住宅ローンの金利によっては、少ない残高、残年数でも数10万円~100万円以上のメリットがある方もいらっしゃいます。
金利が低い金融機関を選択することは大切ですが、金利だけに注目していると思わぬ落とし穴があることもあるのでご注意ください。
~借入の注意点!~
・諸費用:一般的に保証料や手数料等がかかり、金融機関により費用額も変わってきます。借換えの場合は、諸費用込みで借入できる場合がほとんどです。当たり前の話ですが、諸費用を組み込むことで、借換え前よりローン残高は大きくなります。できれば、諸費用込みで借換え後の総返済額と、今借りているローンを続けた場合のシミュレーションを行うことをおすすめします。
・団信:団信には一般的な団信の他、三大疾病や八大疾病、また全疾病でも適用されるものもあります。その他、がんに特化した団信も増えてきました。
団信は、言うなれば住宅ローンに付いてくる生命保険ですので、保障内容をしっかり確認しましょう。
借換えの際「八大疾病団信→一般団信」に変更となると、その分保障される範囲は狭まります。
その他、借換えを行うには、住宅ローンを組んだ時とほぼ同様の書類・手続き等があります。手間はかかります。。。
この点も注意して、「得する借換え」にしてくださいね!