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住宅ローンの話

「団信」って必ず入らなければいけないのでしょうか

2023.06.13

「団信」とは住宅ローンを組むときに加入する「団体信用生命保険」のことで、住宅ローンの契約者に何かがあって住宅ローンが支払えなくなったときに、住宅ローンの残高をゼロにする保険です。

一般的な団信は、死亡または高度障害になった時に保障されますが、特定の病気になった時に保障されるものや、就業不能状態が一定以上続くと保障されるものなど、様々な団信があります。

※詳しくは「住宅ローンと健康診断、無関係ではありません」をご参照ください。

一般的には「団信の加入」が住宅ローンを組む条件となる金融機関がほとんどです。そのため、体調を崩して間もない場合などは、住宅ローン自体組めないケースもあります。

しかしながら、金融機関によっては団信加入が「任意」の場合があります。何らかの原因で住宅ローンが支払えなくなったとしても、自己資金がある方や、すでにご加入中のご自身の生命保険で住宅ローンの支払いが可能な場合には、団信に加入せずに住宅ローンを組むこともできるのです。

ちなみに、団信は「もしもの時に住宅ローンを完済するための保険」です。民間の生命保険でいう「逓減定期保険」や「収入保障保険」などに必要額加入していれば、もしもの時にも住宅ローンの支払いを続けることができ、安心です。

また、一般的な団信に加入ができない場合に、金利を上乗せすることで加入基準が比較的緩やかな「引受緩和型団信 ※ワイド団信等」などに加入することもできます。

もし団信に加入できない場合や、団信の保険料が高いと感じる場合には、民間の生命保険の加入などもご検討いただければ、と思います。