投資の話
貨幣価値が下がるリスクには新NISAを活用した運用を!
2023.12.27
〇2024年から新NISAがスタート!
テレビなどでも連日取り上げられていますので、興味をお持ちの方も多いかと思います。運用をして利益が出ても非課税で、しかも無期限のため、まだ運用を行っていない方でも始めやすい制度だといえます。国を挙げて運用を推進している、ということですね。
すでにNISA口座をお持ちの方は特に手続きを行わず新NISAに移行しますが、まだNISA口座は開設していない方は、金融機関を選択し手続きを行いましょう。金融機関により、扱っている商品が異なったり、手数料が違うので、その辺りを検討材料にするとよいでしょう。
新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、併用が可能です。一括で投資する手持ち資金がない場合や、少しでもリスクが少ない運用を考えているなら、まずは余裕資金をつみたて投資枠での投資を考えてみてはいかがでしょうか。
〇なぜ預金だけではだめなのか。
昔の日本では、余裕資金が出たらまず「預金」でした。定期預金の金利は1970年代には7%を超えていたこともあったため、預金しておけばお金が順調に増えたのです。今の定期預金の金利は少し0.1%以下がほとんどで、0.002%という低金利の金融機関もあります。少し金利を上げた金融機関も出てきていますが、それでも0.5%を上回る金利で預金できるところは見つかりませんでした。
いくら低金利とは言え、預金であればお金は減らないのでは・・・と考えていませんか?
いえ、減るのです!
正確には、金額は減らずに本当に少しずつ増えますが、それ以上にお金の価値が減るのです。
昭和40年の10,000円は令和4年で43,000円の価値があるそうです。※消費者物価指数から割り出した貨幣価値。つまり昭和40年には10,000円で買えていたものも、今は43,000円払わないと買えない、ということです。
昭和40年と言えば60年近く前・・・そんな昔と比べたらお金の価値が変わって当然、とお思いでしょうか。
人生の3大支出と言われるのが「教育資金」「住宅資金」「老後資金」です。金額も大きいので、計画的な資金準備が必要になります。
そして、この資金が必要な時期は、数年から数10年以上後だ、という方多いでしょう。とすると、将来的には貨幣価値が下がることを考えると、預金で必要な金額をためるのではなく、投資などでお金自体にも働いてもらうことが必要になるのです。
ちなみに、平成元年と令和4年を比べると、約1.18倍になっています。平成元年に10,000円で買えたものが令和4年には11,800円必要だということです。
〇ちょっと投資は敷居が高いと考えている方は・・
ファイナンシャルサービスでは、運用などに関してのご相談を承っております。「いきなり金融機関に行くのはちょっと不安がある」「あわせて老後についても相談をしたい」と考えている方は一度弊社までご相談くださいね。