コラムCOLUMN

医療保険の話(生保・損保会社両方で扱う保険)

医療保険の「必要な保障」ってどのくらい?

2023.10.16

~医療保険の必要保障額とは~

医療保障は基本的に「公的保障の不足分を補う」ものだと考えると分かりやすいと思います。

例えば入院をして高額な費用がかかった場合、高額療養費制度を利用することができ、1か月あたり個人が負担しなければならない医療費の上限額が決まっています。
一般所得者の自己負担限度額は
80.100円 + (医療費 - 267.000円) × 1%
※医療費には「差額ベッド代など保険適用とならない費用」「食事代」は含まれません。

上記で計算したものに「食事代」「雑費」などを加算して、必要保障額を算出してみてください。
30日間入院して「医療費=60万円」「食事代=260円(1食分)×3食×30日=23.400円」
「雑費=3万円」がかかったとしても、136.830円。1日あたり5.000円かからないのです。

思ったより、お安くないですか?(笑)

~加入している健保によって金額が変わります~

なお、加入している健康保険により自己負担額が変わります。特に公務員や会社独自の健康保険組合に加入している場合には、自己負担額が安くなう可能性もありますので、一度しっかりと確認することをお勧めします。

私のお知り合いでも、自己負担額が思った以上に低くびっくりしていた方がいらっしゃいました。確認大事です。

~加入する医療保険どうする?~

今回お伝えしたのは一般的なものなので、1つの目安として考えてください。入院費以外にもあなたが入院することで増える経費もあるでしょう。入院や自宅療養などにより収入が少なくなるご家庭では、収入保障の代わりに医療保険の金額を大きくする、という考え方もあります。

保険を考えるときには、ご自身の考え方はもちろんですが、ご家族とも是非話し合い、どの程度の保障が必要なのかしっかりご検討くださいね。