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社会制度の話

~失業手当ってどうやって受け取るの?~

2013.05.02

お勤め先を退職した場合、雇用保険からの給付金を受け取れる可能性があります。一般的に「失業手当」と呼ばれるものです。

失業手当を受け取るためには、ご自身で手続を行う必要があります。
また、失業給付は全ての人が受け取れるものではなく、以下のような要件を満たす必要があります。
1.元の勤め先で雇用保険をかけていて、雇用保険の加入者ではなくなったとき
 (雇用保険に入っていると給料から天引きされていることが多いです)
2.すぐに就職する意思・能力があり、就職活動を行うことができる
 (体調が悪い・妊娠中等ですぐに働けない場合等は対象外となります)
3.賃金の支払い基礎となる日数が11日以上ある月が、退職した日以前の2年間に通算して12カ月以上あること(言い換えれば1年以上働いていたこと)
 ※倒産・解雇などの場合は、過去1年で6か月以上勤務していたこと

そして退職後10日以内にハローワークに手続きに行く必要があり、失業給付を受けられるのは「離職した日から1年間」という制限もあります。
(受給期間の延長を申請できる可能性があります。)

なお、ご自身の意思で退職した場合等は、失業給付を受け取るまで3か月の待機期間が加算されますので、実際給付金を受け取るまでには、通常4か月~5か月ほどかかることになります。

待っていても支給されるものではありませんので、お心当たりのある方はハローワークにお問い合わせくださいね。