ライフプランニングの話
~終活してますか?~
2013.04.30
少し前から「終活」についてメディア等に取り上げられていますね。
「終活」とは人生の最期をよりよいものにするため事前に行う準備のことで、葬儀・お墓・財産分与等について考えることで、自分自身の死や人生を見つめなおす方も多いそうです。
以前も書きましたが、この「エンディングノート」に書き残すことも「終活」のひとつと言えます。
自分自身のために準備を行うのはもちろんですが、遺された人の負担を軽くすることもできますので、是非一度考えていただきたいと思います。
「エンディングノートの話」で書いたように、私の母が亡くなった時は、何も希望を聞いていなかったので大変困りました。
葬儀社についても全く考えていなかっただけでなく、私自身当時はほとんど知識がなかったため、大失敗をしたのです。
最初にお願いした葬儀社の方が、故人に敬意を払うどころか「やっつけ仕事」のような態度だったため、あまりにも母がかわいそうで、葬儀の前に別の葬儀社に再度依頼することにしたのです。
ほんの少しの準備で回避できたはずなのですが、「後悔先に立たず」です。
葬儀が終わっても、お骨の問題、お墓・お寺などの管理費・法要などについてもご家族が考えていく必要があります。先祖代々決まっているご家庭も多いかと思いますが、昨今ではご自身の死の後について自由に決める権利も確立されてきているように思いますので、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
元気なうちにしか「考えられない」「家族が聞けない」ことがたくさんあると思いますよ。
終活と言ってもピンとこない、という方のために・・
昨年41歳の若さでお亡くなりになった「金子哲雄」さんが死を覚悟してから行った「終活」はまさにお手本中のお手本と言えるかもしれません。
多くのマスコミにも取り上げられたので、すでにご存じの方が多いと思いますが、金子哲雄さんが書いた「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」は、私も拝見いたしました。胸が詰まりました。
あそこまで綿密に自分の最期・死後について準備をするのは難しいかもしれませんが、できるところから始めてみてはいかがでしょうか。