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投資の話

iDeCoの運用商品を決めるときに考えていただきたいこと

2023.01.17

先日のコラムにも記載しましたが、投資でリスクを軽減するために大切なのは、「長期・積立・分散投資」です。

今日はこちらについてもう少し詳しく説明したいと思います。

分散投資は、「投資先を分散する」「投資する時期をずらす」を考えることです。

分散投資の「投資先を分散する」のは、投資信託を選択することで、投資先をある程度分散させることが可能です。
加えて選択する投資信託を複数にすることで、より投資先の分散につながります。
※投資信託に種類を吟味していただくことが必要です

また、一定期間ごとに一定金額で、同じ投資対象を買い付ける投資方法を「ドルコスト平均法」と言い、分散投資の「投資する時期をずらす」ことを自然に行うことができます。 「定期購入」「同額の積立」などと考えるとわかりやすいかもしれません。

ドルコスト平均法で毎月一定の金額を購入(積立)していけば、価格の安いときに多くの数を購入することができ、価格が高いときには少ししか購入することができませんので、全体で見れば平均購入単価を低く抑えることができる、とされています。
期間を長く続けることで、よりリスクの回避につながります。
(ただし、右肩上がりに値上がりをしている時には、利益が少なくなる欠点があります。)

つまり、投資をする上で、かなりリスクを軽減することができるのです。

また、iDeCoは受け取り方や受取時期を自分で決定することができます。
時期を選べなければ、たまたま資産価値が下がっている時に受け取らなくてならない、ということになり、資産が目減りしてしまう確率も上がります。
受取時期を選択できる、ということは、資産価値が上がっている時期を選べますので、資産を増やせる可能性が大きくなります。

様々な要因で株価がかなり下がってしまうことは、今までも何度もありました。
しかしながら下がった状態のまま変わらない、ということはなく数年かからずに元に戻り、その後は株価が上昇してきているのです。

だからこそ、資産の受取時期を考えつつ、投資できる間は「長期・積立・分散投資」がおすすめなのです。