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ライフプランニングの話

車を所有していると思った以上にお金がかかってます

2023.08.23

所有していると意外とお金がかかるのが自動車です。車のローン・駐車場代・ガソリン代・保険料・税金の他に、車検費用やタイヤなどの消耗品費用など、車を一台保有していると、状況により年間数十万円以上のお金がかかる可能性があります。

家計的に余裕があれば問題はないのですが、「毎月赤字でボーナスで何とか補填している」「節約のために食費を切り詰めている」ようなご家庭で、車の利用頻度が少ない場合には、車の所有を見直してみることをおすすめします。車が無いと生活できない、という方も多いですが、「普段は使わないけど車を持っている」「夫婦で1台ずつ所有している」というご家庭も多いのではないでしょうか。

そういう方におすすめなのが、「カーシェアリング」というシステムです。今ではかなり浸透してきているサービスですね。一般的には、事前に会員登録をした上で利用したい地区のステーションに予約をして車を利用する、というお手軽に車をレンタルできるシステムです。
※利用するサービスにより利用方法は異なります。

仕事等で急に車が必要になった時なども、会員登録が完了していればお近くのステーションからの利用が可能なので、実は私も利用しているサービスです。また、私の周りでもあえて車を購入せず、必要な時に車を借りる選択をしている人もいます。ガソリン代込みで料金を設定しているところもあるので、ガソリンを満タンにする必要がなく、気軽に利用できるところも魅力だと思います。

ただ、まだまだ札幌以外の地区ではこのシステムを利用できる場所が少ない状況ですので、ガソリンスタンド等でも行っているレンタカーサービス等を利用するのもお手軽かもしれません。

また、車を現金やローンで購入するのではなく、カーリースを利用してる方もいらっしゃると思います。カーリースは、毎月一定額の支払いで、車検やメンテナンスをおまかせできるため、面倒が少なく車が利用できるサービスだと言えます。

しかし、中途解約すると違約金が発生したり、リース期間が終わった後に残価清算が必要になることもあります。諸費用を考えても、自動車ローンで車を購入するより、割高になるケースもあります。
また、「リース」という名称ではありますが、ローンを組んでいるのと同じ状況のため、住宅ローン等の他のローンを検討する時には、すでに借入している金額として扱われてしまいます。状況によっては一括返済などを求められるケースもあります。

購入かカーリースか、はたまたカーシェアにするか、を悩んだ時には、利便性も考慮しつつ、かかる費用について一度試算してみましょう。