特別養護老人ホーム（特養）とは、常時介護が必要な方の入所も受け入れる老人福祉施設のひとつで、地方自治体等が運営する公的な施設です。

民間の老人ホームと比べると、入居金や月額利用料が安く済みますので、入所を希望する方が多く、待機者が多いことが問題になっていますね。

実は入居順は申し込み順ではなく、入所指針に基づき評価し決定しているのはご存知でしたか？

「要介護度」「精神症状・行動障害の状況」「介護者等の状況」「生活・経済等の状況」の4つの基準により入所検討委員会が検討し、A～Eの5段階評価で順番が決められていきます。

その他、介護者に虐待を受けている等の緊急性が高い場合は、緊急入所することもあります。

早く申し込んだからと言って、先に入所できるわけではないので、状況によっては結局いつまでも入所できない、という方も出てくることとなります。

公的な施設は利用できない可能性もありますので、介護状態になる可能性も考えた上で、ご自身で準備しておいた方が安心できるかもしれないですね。