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税金の話

年末調整をしないと損することもある?

2013.11.22

先日「生命保険料控除って何?」で年末調整の中の保険料控除についてお伝えいたしましたが、そもそもなぜ年末調整が必要なのでしょうか。

本来は毎月受け取っている給料から「源泉調整税額表」によって所得税と復興特別所得税が徴収されています。
※「源泉徴収税額表」は年間を通じて給与の額に変動がないものとされて作られています。
※復興特別所得税は平成25年1月1日~平成49年12月31年まで所得税額の2.1%を徴収されます。

しかし「給与の額に変動」「控除対象の扶養家族等の数の変動」「配偶者特別控除・生命保険や地震保険料の控除」は毎月の徴収額に反映されていないため、1年間の給与額が確定する年末に正しく計算し直し、清算しています。

用紙に記入したり控除証明書等の書類を添付したりするのが面倒で提出しないと、多く支払った場合の税金の還付が受けられなくなります。
(状況によっては、年末調整で追加徴収となる可能性もあります。)

面倒で後回しにしがちですが、忘れずに提出してくださいね。