コラムCOLUMN

税金の話

~死亡消費税が話題になっています~

2013.07.03

先日、妻の母に「死んだら国に税金を取られるんでしょ?」と聞かれました。そして、「死んでまでお金を取られて、しかも"消費税"って言い方ないよね。人に向かって消費なんて!」て、とても憤慨し、不安に思っているようでした。
母の話は「死亡消費税」について。メディアでも多く取り上げられているので、同年代の友人や兄弟等と、話題にしているそうです。

「死亡消費税」というのは、先日"社会保障制度改革国民会議"で提言されたもので、亡くなった時、残っていた財産に一定の税率をかけて徴収する、というものです。残っていた財産には"不動産"も入るため、現金はあまり残っていなくても、住んでいた持家の評価額により、請求されるそうです。
持家が2000万円と評価された場合、税率が今の消費税と同じ5%なら、100万円の税金が徴収される、ということです。

「高齢者が多くの資産を保有している」というところから、持っているところから徴収したらどうか、という考えの元、提言されたそうです。亡くなった時に財産が残っていると税金を徴収されるから、生きている間にお金を消費してください、という意味があるそうですが・・。

まだ「提言された」だけで、審議すらされていない状態ですので、今すぐ税が徴収されることはありません。だから、今現在とても不安に思うことはない、と思いますが、母のように「子供に迷惑をかけるのではないか」と不安に思う高齢者の方が多いのも事実。

今後の動向について、気を付けてみていきたいと思っています。