住宅ローンの話
住宅ローンは余裕をもって比較検討しましょう!
2025.05.26 / 担当:佐々木 茂樹
~住宅ローンを組むときは・・
マイホームの購入時、ほとんどの方は住宅ローンを組まれますが、住宅ローンの比較をせず売買担当者の勧められるままに決めてしまう方がけっこういらっしゃるようです。
実は、弊社にご相談に来ていただくお客様の中には「担当者の言うとおりに住宅ローンを組んだけど、別のローンに組みなおしたい」という方が、意外に多いのです。購入前に住宅ローンの知識があれば、納得できる住宅ローン選択に一歩近づけます。
~申し込んだ時の金利が適用になるの?~
実は住宅ローンを申し込んだ時の金利である「申込時金利」が適用になる金融機関と「融資実行時金利」が適用になる金融機関があります。
「融資実行時金利」とは、「住宅が完成し引き渡しが行われた時点での金利」になります。 つまり、新築で家を建てるときは、半年~1年後の金利が適用になる可能性があるということです。
すぐに引き渡しいただける物件の場合は「申込時金利」と「融資実行時金利」は変わらないことが多いと思いますが、新築の場合は「金利が少し変わっても大丈夫なのか」について考えた上で、ローンを選択する必要がありますね。
~「固定金利」と「変動金利」って?~
「金利」には「固定金利」と「変動金利」があるのはご存知ですか?
その名の通り「固定金利」は借入期間中全期間、もしくは固定金利特約を付けている期間、金利が変わらないもの。「変動金利」は一定期間ごとに、その時の経済状況により金利が変動するものです。一般的には、変動金利や、固定期間が短いタイプはその時点での金利が低く設定されています。
弊社にご相談にいらっしゃる方のほとんどは、3年固定など短い期間固定金利を選択した方です。選択する金融機関によりますが、固定期間が終了すると、金利が上がるケースがあります。金利が上がる連絡が来て、住宅ローンの見直しを考える方が多いのです。
まずは、お申込前に申し込もうとしている住宅ローンの特性を、しっかり確認してください。
変動金利は当初金利が低く、一般的には固定金利と比べると金利が上昇しにくい、と言われていますが、経済状況により10年後20年後の金利が大きく変動する可能性もあります。将来的に金利が大きく上昇すると考えているのであれば、最初から全期間固定金利で借りるのも1つの選択肢だと思います。
~その他にも考えることは色々~
住宅ローンの保障としてほとんどのケースで加入が条件とされている団信ですが、かなり保障内容には違いがあります。同じ金利なら希望する保障が厚い団信を選択したいところです。
健康状態や年齢によっては、希望した団信に加入できない、ということもあり得ますので、要確認です。
その他、収入や購入物件により、希望金額が借りられない、などのケースもあります。家の購入の考えたら、住宅ローンの検討も余裕をもって始めてください。