コラムCOLUMN

経済の話

お酒の安売りが無くなる?

2015.07.21

今国会に「酒の安売り禁止法案」が議員立法で提出されました。議員立法と議員による立法活動全般のことで、今回は「街の酒屋さんを守る国会議員の会」が提出したそうです。

最近は、いつものように買物をしたはずなのに、清算すると思った以上に高いと感じる人も多いのではないでしょうか。実際、消費増税や物価上昇政策等で、家計が苦しいという方は少なくありません。物価上昇率に所得増加が追い付いていない、と言うのが現状なのです。

このタイミングで、「酒の安売り禁止法案」が可決されると、庶民の生活はますます圧迫されることとなりそうです。

この法案、もちろん提出された理由があります。

「街の酒屋さんを守る国会議員の会」と言う名の通り、町の酒屋さんが、スーパーや量販店等との価格競争で、どんどん減っている、と言う事実があります。その酒屋さんを守るため、酒税法を改正し、安売りをやめない店には罰金を科したり、免許取り消しをできるようになるそうです。

しかし、なぜ酒屋さんだけなのか・・他に小売業を営んでいる業種はたくさんあると思うのですが・・。

この法案に関しては、メディアやネット上でも議論が繰り広げられていますね。もちろん、お酒を飲まない方も多いと思いますが、お酒を消費する私には他人事ではありません・・。今後の動向に注目したいと思っています。