コラムCOLUMN

生命保険の話(生保会社で扱う保険)

保険金の未請求を防ぐ

2015.01.28

あなたは加入している保険で保険金が支払われるのはどういう時か、また、家族の方はあなたがどのような保険に加入しているのか、ご存知でしょうか?

保険の保障内容は多種多様で、特約等の付け方により様々なシチュレーションで支払われるため、把握するのは非常に難しいのです。

そして、保険は、基本的には受取人等から請求がなければ保険金を払う義務は生じません。ご自身やご家族が保険についてわからないまま請求をしなければ、保険金は受け取れない、と言うことが多々あるのです。これでは、保険料の払い損ですよね。

例えば、「手術給付金」と一口に言っても、加入している保険によって支払われる手術の種類が違います。一般的には、以前の保険では88種の手術しか認められませんでしたが、最近の「医科診療報酬点数表において手術料の算定対象となった手術」について保険金の支払い対象となることが多くなっています。

私事ですが、先日まぶたの裏にできた「霰粒腫」と言われるしこりを取りました。入院もせず30分程度で切っていただいたのですが、これが最近の保険では手術として認められ、「手術給付金」を受け取りました。簡単・短時間の処置でも手術として認められるものが多数あるのです。

保険金が支払われるかどうかはご自身で判断するのは難しいと思います。そんな時には、面倒でも保険の担当者、もしくは加入している保険会社に連絡をしてください。すぐに調べてもらえますよ。

また、ご家族に加入している保険について伝えておくのもとても大切なことです。保険証間の保管場所を共有するとか、遺言やエンディングノートに書いておくこともおすすめいたします。(エンディングノートについてはこちらをご参照ください→「エンディングノートの話~遺された人へのメッセージ~」)

是非、防ぎ受け取るべき保険金はしっかり請求してくださいね!

こちらの記事はJIJICOに「生命保険の未請求を回避するには」という記事を寄稿させていただいています。よろしかったらご参照ください。

http://jijico.mbp-japan.com/2014/08/16/articles11589.html