コラムCOLUMN

経済の話

ガソリンの値上がりが続いています

2014.06.07

昨年、エジプトの情勢が不安定になったこと等の要因により、ガソリンが高騰しましたが、エネルギー政策として「シェールガス」等が普及してくると、長いスパンでは原油の価格は下落してくる、と考えられていました。

こちら、過去1年間のガソリン代の推移です。


ガソリン.jpg

グラフを見るとわかるのですが、実際、昨年の10月には一時的にガソリン代が少し下がり、150円程度で推移していました。

しかし、今年の4月からは昨年以上に値上がりしています。ウクライナ情勢の影響を受け、原油価格が高値で推移しているため、値上がり分が転嫁されて店頭価格も高くなっているのです。

今後原油価格を安定させるためには、中東等の生産拡大に向けて投資が重要だと言われており、投資が拡大されないと、原油価格がまだまだ上昇する見込みです。

原油価格が上がると、ガソリンや灯油の価格が上がるのはもちろん、すべての商品・サービスの価格が上がる可能性が大きいので、今後の動きにも注目したいですね。