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住宅ローン控除率が下がる?3 ~今後住宅ローンを利用する場合には・・~

2022.02.02

今までは、新築なのか既存(中古)住宅なのか、、優良住宅等なのか、などにより住宅ローン控除は限度額に大きな差はありませんでした。(年間10万円の差)

今後は、受けられるメリットに大きな違いが出てくることになりそうです。

例えば、2022年の新築の長期優良住宅の年間限度額は5,000万円×0.7%=35万円で控除期間は13年間、対して、既存のその他の住宅の年間限度額は2,000万円×0.7%=14万円で控除期間は10年間。13年間ずっと限度額いっぱい控除を受けたとすると、前者は計455万円、後者は140万円、と315万円の差が出ます。すべて限度額いっぱい控除されるケースは稀ですが、大きな差が出てくるケースも多々あることは否めません。

また、選択する住宅ローン金利によるメリットが少なくなることが予想されますので、金利はもちろんかかる諸費用などについても含めて十分に検討してから選択しましょう。