生命保険の話(生保会社で扱う保険)
ご夫婦どちらかにもしものことがあった時、その後必要なお金はどのくらい?
2023.03.10
今回は生命保険の中でも死亡保険の必要保障額についてお伝えいたします。
例えば、奥様・お子様がいらっしゃるご主人様が亡くなった場合の生活費の一般的な考え方としては、それ以前の7割程度、子どもが独立した後は、以前の5割程度と考えます。
つまり、以下のような計算で「死亡後の生活費の支出」について試算することができます。
妻子の生活費 = (現在の年間生活費) × 0.7 × (末子独立までの年数)
子が独立後の妻の老後生活費 =
(現在の年間生活費) × 0.5 ×(末子独立から妻の平均余命までの年数)
支出全般となると、この数字に「養育費」「結婚援助金」「死亡時費用」等が上乗せされます。
そして、この支出見込み額から死亡後の「残された奥さまの収入予定額」「遺族年金等の社会保障額」「勤務先等の保障額」「預貯金」等を引いたものが、実際の必要保障額となるのです。
しかしながら、上記の計算はあくまで一般的にFPが用いる計算式です。実際には、ご主人が亡くなった場合に生活費が7割になるかどうかは各家庭によって違うもの。どの家庭でも当てはまるというものではありません。
しかも、計算するのって、ちょっと面倒、という方は専門家に相談するのも一つの方法ではないでしょうか。
ご自身のライフスタイルにあった支出額から、必要保障額を算出し、無理・無駄・不安のない保険選びをしていただきたいと思います。